身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


「お待たせ。待った?」

「いえ。今、薬の話を聞いていたところで」

「そっか。ありがとうございます」


 晴斗さんはお姉ちゃんに向かってお礼を口にする。

 そして、「佑華さん」と改まってベッドの横に立つお姉ちゃんを呼びかけた。


「佑杏から、佑華さんがこれまで支えてくれたと聞いてます。そばにいてくださり、ありがとうございました」


 こんな風に言葉をかけられると思ってなかったらしいお姉ちゃんは、面食らったように晴斗さんを見つめる。

 そして慌てたように姿勢を正し、「そんなこと!」と顔の前で手を振った。


「佑杏のことは、必ず幸せにするとお約束します。なので、末永くよろしくお願いします」


 目の前の光景にむずむずする。

 晴斗さんが、お姉ちゃんにこんな挨拶をしていることが照れ臭く感じてしまう。

 私にとったら、お姉ちゃんと晴斗さんがこうして言葉を交わしている光景が奇跡のコラボレーションだ。

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