身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「用意ができてるならそろそろ行くか」
「はい、そうですね」
臨月に入り、もうあとは出産に挑むのみという時期となり、今日はオフの晴斗さんとふたりきりで出かける約束をしている。
ずっと見て回りたかったベビー用品などの買い物に行く予定と、そのあとは晴斗さんのお父様と初めてお会いする約束をしているのだ。
車に乗り込むと、晴斗さんは後部座席に腕を伸ばし、車内に置いているひざ掛けを手に取る。
それをすぐに私の膝の上にかけてくれた。
「ありがとうございます」
こういう何気ない優しさが日々の中に散りばめられていて、晴斗さんの気遣いに日々感謝している。
そんなことまで?ということまでしてくれたり、ちょっと甘やかしすぎではないかと思うこともあるくらいだ。
「ベッドにバウンサー、ベビーバスも用意したし、あと見たいのは服とかくらい?」
「そうですね……消耗品はネットで注文してありますし」
オムツや哺乳瓶など、種類が多すぎてどれを買ったらいいのか全くわからなかった。
お姉ちゃんに訊いてみたり、ネットでの先輩ママの口コミを見たりして、良さそうなものを選んでいった。