身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


「生まれてから、長時間離れるのが初めてだから、よくわかんないんですけど……やっぱり、寂しい、のかな……?」


 そう言うと、晴斗さんはフッと笑う。

 そして、「でも確かに、今すでに寂しいかも」と同意した。


「それが、普通の感情なんだと思うよ。あと、本能なのかも」


〝本能〟という言葉がしっくりときて、それなのかもしれないと妙に納得してしまう。

 こういう感情も、杏莉が私の元に来てくれたからこそ知ることのできた貴重な感情だ。


「でも、さっきお姉ちゃんが言ってました。息抜きして、笑顔で子どもに節することも大事だよって。ママが笑ってるのが大事だって」

「そっか。佑杏は、いいお姉ちゃんを持って幸せだな」

「はい。だから、今日は晴斗さんとふたりの時間をちゃんと満喫したいです」


 眼下にある腕に手を添え抱き締める。


「じゃ、俺たちも行くか」

「ですね」


 久しぶりの晴斗さんとふたりきりで過ごす一日。

 気持ちが切り替わると、心がワクワクと弾む感覚を思い出したようだった。

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