身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「んー……全然わからないです。答えは?」
「じゃあ、正解はもうすぐ着くから」
着いたのはビルが多く立ち並ぶ丸の内。
車を駐車した晴斗さんに連れられていった場所は、有名ジュエリーブランドの路面店だった。
「晴斗さん、ここ」
手を引かれあっという間に店内に足を踏み入れえしまったけど、私は気後れしてしまって逃げ腰。
だって、こういうところに入ったことがない。
「ここが正解なんですか? 聞いてないです」
「連れて行こうと思いながら行けてなかったから、今日しかないと思って」
確かに、杏莉を連れてくるには更にハードルが上がりそうだ。
「え、でもどうしてここに?」
「指輪。エンゲージリングすら渡せてなかったから、今更になっちゃうけど贈りたくて」
「え、エンゲージリング?」
「それと、結婚指輪も。いろいろと順番が前後してるけど、ひとつずつ整えていけたらと思って」