身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


「やっぱり、そういうもんなんですね……」

「里桜さんも、子どもは欲しいですか?」


 そう訊くと、里桜さんは「へっ!」と驚いたようなリアクションを見せ、微かに頬を染める。

 可愛らしい反応に微笑ましくなってしまった。


「はい。いずれ、欲しいです……あの、その時は、いろいろ教えてください」

「はい、もちろん! いとこになりますもんね」

「そっか、いとこになるんですね!」


 そんな話で盛り上がっていた時、さっき里桜さんが入ってきた襖から「佑杏?」と晴斗さんが顔を見せる。

 里桜さんは「ありがとうございました」と杏莉を私に引き渡した。


「佑杏さん、今度改めてゆっくりお話しましょう。良かったらうちに遊びに来てください、杏莉ちゃんと」

「本当ですか? はい、ぜひ!」


 そんなやり取りをし、里桜さんは「では、先に戻ってますね」と晴斗さんと入れ替わりで部屋を出ていった。

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