身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
「里桜さんと話してたのか」
「はい。杏莉を抱いてみたいと言ってくださって」
「そっか」
いつの間にか眠そうな顔をしている杏莉をそっとクーファンに寝かせると、ぐずることなくそのまま眠りの世界に誘われていく。
安らかな寝顔にホッと気持ちが落ち着いた。
「嫁さん同士、仲良くなれそうだな?」
「ですね、そんな予感がしてます」
家族だけになった部屋の中、広い窓から素晴らしい日本庭園をじっと見つめる。
横にきた晴斗さんが無言のまま私を抱き寄せた。
「なんか……幸せです」
「うん。今、俺もそう思ってた」
ふたりしてくすくすと笑い合う。
この幸せをずっとこの先も育てていきたいと、優しく触れ合った口付けに願いを込めた。
*SS Fin*


