身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました


「好きなの選んで、この土台の上に接着剤で留めていくって説明してた」

「なるほど。すみません、聞いてなくて」

「あと、中に入れるラメと液体の色を選んでおいてほしいって」


 沖縄の海で取れた真っ白な珊瑚と、艶々とした巻き貝。それとカクレクマノミとタツノオトシゴのガラス細工を選んで瞬間接着剤で土台の上に設置していく。


「晴斗さんの、素敵ですね。海に潜ったらそんな景色がありそう」


 晴斗さんは青や緑の魚のガラス細工を選び、揺れる海藻をイメージしたガラス細工で飾っている。


「そう? 佑杏ちゃんのその丸いの何?」

「あ、これビー玉です」

「へー、いいね。海っぽくなる。俺も使おう。でも欲張るとぎゅうぎゅうになる?」

「確かに。案外バランス難しいですね」


 ああだこうだ言いながら中に入れるパーツを選んでいく。

 デザインを終えるとそこからはスタッフに預け、選んだラメと液体を入れる作業を行ってくれる。

 待ち時間を利用してその場で軽くランチを取ることにした。

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