身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
その後、約二時間をかけて那覇方面へ下り、行ってみたかった美浜アメリカンビレッジに立ち寄った。
沖縄から異国の地に来てしまったようなカラフルでポップな賑やかな施設内を、手を繋いでぶらぶらとウインドーショッピングを楽しむ。
はじめは触れただけで心臓をドキドキさせていたけれど、当たり前のように繋がれる手に大分慣れてきていた。
こんな風に手を繋いで歩いているのだから、はたから見ればカップルに見えているのかもしれない。
まさか、昨日旅先で出会ったばかりで、しかも今日限定で一緒に過ごしているだけなんて誰も想像しないだろう。
シンボルとも言える観覧車が近づくと、晴斗さんは「行ってみる?」と私に訊く。
ここに到着した時、車から見えた観覧車に私が歓喜の声を上げたから、きっと乗りたいのだろうと察した様子だ。
「いいんですか? はい! 乗ってみたいです」
私の返事を聞き、晴斗さんは私の手を引いていく。
西の空がオレンジ色に染まり始める時間、観覧車もライトアップが始まっていた。