身ごもったら、エリート外科医の溺愛が始まりました
私たちふたりを両方知っている人からは、姉妹よく似ていると言われることが多い。
でも、私から見ればお姉ちゃんのほうが色白でクリクリの二重の目が印象的な、可愛らしい顔をしていると思っている。
ヘアスタイルに関して言えば、私がロングヘアなのに対して、お姉ちゃんはずっと変わらず重めのボブスタイル。
体型は、同じくらいの身長でもお姉ちゃんのほうが明らかに細身だ。
だから、外見に関してはあまり共通している部分はないと思っている。
姉妹で似ている似ていないはさておき、私にとって可愛いお姉ちゃんは自慢の存在だ。
パスタを茹で始めたお姉ちゃんの邪魔にならないように、夕食の手伝いをする。
すでにサラダが作ってあって、二人掛けのダイニングテーブルに用意をしていった。
「佑杏、何飲むー? ストロベリーのスパークリングワインあるんだけど飲む?」
「えー、何それ美味しそう。飲む飲む」
「飲むー? りょうかーい、今グラス持っていくー」
できたてのカルボナーラからは湯気が上がる。
大きくカットされた炙りベーコンがごろごろと入り、黒コショウが振りかけられていて食欲をそそった。
「お姉ちゃんのカルボナーラ、相変わらず美味しそう」
「佑杏好きだからねー。来るっていうから久々に作ったよ。ほら、座って」
「うん」
返事をしながら椅子の背もたれに手をかけた時、突然目眩のような感覚に襲われる。
椅子の背もたれに手をかけたまま咄嗟に目をつむると、すかさず異変に気付いたお姉ちゃんが「どうした?」と声をかけた。