Pride one
「フォローは必要ないよ、あのままの彼女が好きだから。歳が離れているせいかな、美波の破天荒なところが可愛く思えて仕方ない。どこにでもいるような子じゃないだろう? だからこそ、美波じゃないとだめなんだ」
美波を大切にしてくれるのかどうか。そんな問いかけは、もう必要なさそうだった。話しながら美波のことでも思い出していたのだろう、愛情深さが感じられる眼差しが、金城の想いを物語っている。
単なる幼馴染みが、これから夫婦になろうというふたりの間に割り込むのもどうかとは思ったが、二人の今後のためにも動かないわけにはいかなかった。それに、美波と二人きりで話ができる機会はもう来ないかもしれないのだ。
「今から美波のとこ、行きます」
優月は立ち上がった。
「ありがとう、優月くん」
もう一度頭を下げた金城をその場に残して部屋を出る。式の時間まであと三十分。もうあまり時間がない。
優月はエレベーターが到着するのも待たずに、一段飛ばしで階段を上がった。二階で待ち構えていた、事情を知る式場スタッフに案内され、吹き抜けの通路を真っ直ぐ奥へと進んでゆく。
美波を大切にしてくれるのかどうか。そんな問いかけは、もう必要なさそうだった。話しながら美波のことでも思い出していたのだろう、愛情深さが感じられる眼差しが、金城の想いを物語っている。
単なる幼馴染みが、これから夫婦になろうというふたりの間に割り込むのもどうかとは思ったが、二人の今後のためにも動かないわけにはいかなかった。それに、美波と二人きりで話ができる機会はもう来ないかもしれないのだ。
「今から美波のとこ、行きます」
優月は立ち上がった。
「ありがとう、優月くん」
もう一度頭を下げた金城をその場に残して部屋を出る。式の時間まであと三十分。もうあまり時間がない。
優月はエレベーターが到着するのも待たずに、一段飛ばしで階段を上がった。二階で待ち構えていた、事情を知る式場スタッフに案内され、吹き抜けの通路を真っ直ぐ奥へと進んでゆく。