Pride one
美波はそこまでようやく言って、優月の背中から腕を解き、顔を上げた。呼吸を整えようとしているのか、一度ゆっくりと息を吐き出し、涙に濡れた瞳を真っ直ぐ優月に向けてくる。
「ゆずのこと、ずっとずっと大好きだった。ゆずはバカだから、ちょっと可愛い子がいるとすぐ好きになって、でもすぐ振られて。そういうの横から見てて『わたしだったら誰よりもゆずのこと好きでいてあげられるのに』っていつも思ってた。でもね、一生さんと逢って気付いたの」
美波の目尻がわずかに下がり、柔らかな表情になる。
「相手のことどんなに好きでも、ただ好きって言ってるだけじゃ、心を動かせないってこと。一生さんは言葉じゃなくて、一生懸命わたしのために何かしようとしてくれた。それでね、考えたの。わたし、ゆずのこと好きっていいながら、ゆずの気持ちになって、ゆずのために何かしたことあったのかなって。……今まで自分勝手で、気持ちばっかりいっぱい押し付けてごめんね」
最後にはまた、堪えきれずに声を揺らし、美波は顔をくしゃくしゃにしている。
「ゆずのこと、ずっとずっと大好きだった。ゆずはバカだから、ちょっと可愛い子がいるとすぐ好きになって、でもすぐ振られて。そういうの横から見てて『わたしだったら誰よりもゆずのこと好きでいてあげられるのに』っていつも思ってた。でもね、一生さんと逢って気付いたの」
美波の目尻がわずかに下がり、柔らかな表情になる。
「相手のことどんなに好きでも、ただ好きって言ってるだけじゃ、心を動かせないってこと。一生さんは言葉じゃなくて、一生懸命わたしのために何かしようとしてくれた。それでね、考えたの。わたし、ゆずのこと好きっていいながら、ゆずの気持ちになって、ゆずのために何かしたことあったのかなって。……今まで自分勝手で、気持ちばっかりいっぱい押し付けてごめんね」
最後にはまた、堪えきれずに声を揺らし、美波は顔をくしゃくしゃにしている。