きみに ひとめぼれ

下校の最終チャイムが鳴って、僕たちは急いで下に降りた。

そして並んで歩いた。

僕が女子と二人で並んで歩くなんて、まだ信じられない。

歩調はどんな感じで合わせればいいのかさえわかっていない。

僕の右側に彼女がいる。

僕の右肩には、あいつのカバン。

それは、今の僕たちを表すのに絶妙な距離感だった。


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