君のとなりで恋をします。─下─
「湯冷めすんなよ。」
「うん。」
ポンポンと数回私の頭を撫で、桜河はそのまま友達と一緒に温泉へと向かって行った。
私もその後ろ姿を見送って歩き出す……
……のだけれど…
「…ちょっと、まるちゃん。
さっきからニヤつきすぎだから。」
私と桜河がぶつかった辺りからずっとニヤニヤしてますよ、この人。
「だって〜…私、恋バナ大好物なの。
どうしてもそういうフィルターかけて二人のこと見ちゃうじゃん?」
「かけなくていいから。」
「〝湯冷めすんなよ。〟…だって!
やっばーい!素敵すぎかよー!」
顔を赤らめて興奮するまるちゃん。
思えば、私って今までこんなテンションで恋バナとかしたことなかったな。