君のとなりで恋をします。─下─
「せっかく成宮たちも来たんだし、なんかゲームでもする?
俺トランプなら持ってきてるよ。」
自分のカバンを漁りながらそう言うまっつんに、葵斗がナゾの喝を入れる。
「何言ってんだよ松井!
せっかく男女が揃ってんだから、王様ゲームに決まってんだろ!」
「葵斗こそ何言ってんの。」
私は思わず葵斗にツっこむ。
だって王様ゲームってあれでしょ?
何番と何番がポッキーゲーム〜とかっていうチャラチャラゲームでしょ?
「修学旅行で男女が集まってすることと言えば、王様ゲームだろ!」
「嫌だ。やらない。」
「なんでだよー!」
「いや、だって……」
私、彼氏持ちだし。
そう言いかけて、やめた。
隣に柊吾がいるからか、何となく言いづらかった。
柊吾だってもう、私と桜河の関係を知っているのに…