カタオモイ同盟
「だ、大丈夫、です。ちょっと、ハプニングがあった、だけ。それだけなので」
「そう?ジャージとかに着替えなくて平気?」
「へ、平気……!」
思ったよりも大声が出てしまって、我に返り、慌てて口を右手で塞ぐ。
着替えに行ったりなんてしたら、時間がなくなっちゃう。会ったばっかりなのに。
まだ、彼と、一緒にいたかった。
彼は目を丸くした後、クスリと笑い、
「じゃあ、こっちおいでよ。今日は天気がいいから、そのくらいすぐ乾くよ」
そう言ってから、「こっちこっち」と手招きした。