カタオモイ同盟

それから私は、昼休みに屋上に通うようになった。


元々はユカリたちとお昼を食べていたけれど、あれ以来教室で平和にお弁当を食べることもできなくなっていたから、ちょうどよかった。


屋上に行くと彼がいた。昼休みが私にとって、唯一の楽しみになっていた。


彼はとても優しくしてくれた。


彼がいるから、つらくても苦しくても耐えられた。


彼のおかげで頑張れる。私は、いつしか彼に惹かれていった。


今日も私は、お弁当を持って、屋上に向かう。


彼が私を待っているからと、足早に向かう──。

< 16 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop