溺愛全開、俺様ドクターは手離さない

 わたしは和也くんの首に腕を回して、彼に抱きついた。

「断るわけない! 断れない! わたしが和也くん以外好きになれないの、知ってるでしょ?」

 ぎゅうううっと力を込めると、彼はわたしの背中に手を回して抱きしめ返してくれる。

「そうだった。俺も、瑠璃以外ではダメみたいだ。俺のこと、こんな体にしたんだから、責任とれよな」

 そう言うと和也くんは、優しくわたしと距離をとり、ポケットから濃紺の小箱を取り出した。
「これ、受け取ってほしい」

 彼が開けた箱の中には、一粒のダイアモンドがあしらわれたシンプルなリング。しかしその輝きと大きさにわたしは驚き目を見開いた。

「これ、いいの?」

「今更なに言ってるんだ」

 和也くんはわたしの左手を取ると、薬指にその指輪をはめた。誓いの指にはめられた光り輝く指輪によって、プロポーズをより実感する。

「ありがとう、本当に幸せ。これからも大好きっ」

 わたしは思い切り彼に飛びついて、強く抱きしめた。

 和也くんは勢いよく飛びついたわたしを抱き留め、耳元で甘く囁く。

「じゃあこれから、もっともっと俺しか見えないようにさせてやるよ」

「んっ……」

 はじまりの合図のように、和也くんがわたしの耳に口づけをする。熱い吐息と甘い言葉に、抵抗するすべなんてない。

 わたしはそのまま彼に抱かれて、ベッドルームの扉をくぐった。 


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