若きビル王とのエキサイティング・マリッジ
それがどんなに懸命に挑んだ作品であっても、俺よりも先に名前が出るのは祖父なんだ。
そういうのを何度も経験して、俺は次第に自暴自棄に陥った。
何を造っても正当に評価されないのなら、設計なんてやめてしまおうか…とさえ考えた。
そんな矢先、勤めている父の会社でコンペが開かれることになったんだ。
再開発地区に建てる予定のビル設計を、チームを組んで応募してもいい、というものだった。
当時の俺は、設計担当の部署にいて、主任という立場を任されていたが名ばかりだった。
代表取締役をしている父や祖父の七光りのおかげで、その役職をさせられているだけの人間だった。
こんな俺がビルなんて…と、最初のうちは思っていた。
どうせ自分がビルを設計したところで、誰にも見向きもされないだろう…と諦めていたんだ。
けれど、そんな俺に発破をかけたのは祖父だった。
『何事もやる前から決めつけずに、挑戦することが大事だぞ』と言って励まし、『頭も固くなって、柔軟性にも欠ける俺ではもうビル設計は出来ないが、悠大ならまだやれるだろう。
そういうのを何度も経験して、俺は次第に自暴自棄に陥った。
何を造っても正当に評価されないのなら、設計なんてやめてしまおうか…とさえ考えた。
そんな矢先、勤めている父の会社でコンペが開かれることになったんだ。
再開発地区に建てる予定のビル設計を、チームを組んで応募してもいい、というものだった。
当時の俺は、設計担当の部署にいて、主任という立場を任されていたが名ばかりだった。
代表取締役をしている父や祖父の七光りのおかげで、その役職をさせられているだけの人間だった。
こんな俺がビルなんて…と、最初のうちは思っていた。
どうせ自分がビルを設計したところで、誰にも見向きもされないだろう…と諦めていたんだ。
けれど、そんな俺に発破をかけたのは祖父だった。
『何事もやる前から決めつけずに、挑戦することが大事だぞ』と言って励まし、『頭も固くなって、柔軟性にも欠ける俺ではもうビル設計は出来ないが、悠大ならまだやれるだろう。