あの丘で、シリウスに願いを
「お前、やっぱりすごいよ。よくもまぁ、ペラペラと思いつくよな」
まことの姿が見えなくなってから水上は感心したようにつぶやく。
「何がだよ。さ、行こうぜ洸平」
「冗談だろ。俺は帰るよ。柊子たちに買ったお土産が傷むからな」
そう言って、水上は翔太の胸をこぶしでトンと叩いた。
「翔太、ラストチャンスだと思え。…骨は拾ってやる。当たって砕けてこいよ」
翔太の考えなどお見通し。
水上はポンと翔太の背中を叩くと駅に向かって消えていった。
まことの姿が見えなくなってから水上は感心したようにつぶやく。
「何がだよ。さ、行こうぜ洸平」
「冗談だろ。俺は帰るよ。柊子たちに買ったお土産が傷むからな」
そう言って、水上は翔太の胸をこぶしでトンと叩いた。
「翔太、ラストチャンスだと思え。…骨は拾ってやる。当たって砕けてこいよ」
翔太の考えなどお見通し。
水上はポンと翔太の背中を叩くと駅に向かって消えていった。