あの丘で、シリウスに願いを
「坊ちゃんのお知り合いの方だったんですね。
改めまして、私は大星(おおほし)みどりと、申します」
先程から、翔太が“坊ちゃん”と呼ばれている。確かにみどりは翔太よりだいぶ歳上だが、それにしてもいい歳をした大人が『坊ちゃん』と呼ばれることに、まことはなんだかおかしかった。
「三郎さんは?作業中?」
「そうです。呼んできますね。おとーさーん、坊ちゃんがお見えですよー」
店の奥から姿を見せたのは高齢の職人だ。
「あれ?坊ちゃん!こんにちは、今日はどうされました?」
職人もまた、翔太を“坊ちゃん”と呼ぶ。
「三郎さんにこの間話したでしょ、『シリウスの花マル』。この人なんだよ。紹介したくてさ。
まこと先生、こちらは大星三郎(おおほし さぶろう)さん。昔気質の職人でね、『シリウス』を一人で作ってるんだよ。
この間の先生の話を伝えたらすごく喜んで、ぜひ会いたいと」
改めまして、私は大星(おおほし)みどりと、申します」
先程から、翔太が“坊ちゃん”と呼ばれている。確かにみどりは翔太よりだいぶ歳上だが、それにしてもいい歳をした大人が『坊ちゃん』と呼ばれることに、まことはなんだかおかしかった。
「三郎さんは?作業中?」
「そうです。呼んできますね。おとーさーん、坊ちゃんがお見えですよー」
店の奥から姿を見せたのは高齢の職人だ。
「あれ?坊ちゃん!こんにちは、今日はどうされました?」
職人もまた、翔太を“坊ちゃん”と呼ぶ。
「三郎さんにこの間話したでしょ、『シリウスの花マル』。この人なんだよ。紹介したくてさ。
まこと先生、こちらは大星三郎(おおほし さぶろう)さん。昔気質の職人でね、『シリウス』を一人で作ってるんだよ。
この間の先生の話を伝えたらすごく喜んで、ぜひ会いたいと」