君を輝かせるのは私だけ。

「契約の更新ですか?」

『んーそう、健さんたちどうする感じなのかなって。というか1番は、あお来年はもう卒業して、気にしてた資格も持ててるわけじゃん?』

「まだ、試験すら受けてないですけどね。」

『いいのー、そこは!あおは無理しないでって言っても無理して取るんだから!』

祐真さんが笑う。

『それでね、後2年でオリンピックだし、来年はワールドカップ もあるから、できたらあおに専属でついてほしいなとか思ったりして…だから相談!』

祐真さんの専属??

『あ、でも健さんと渉もいたら兼任かな?なんていうのかな、とりあえず今より一緒にバレーする時間増やしたい!』

その言葉に、私も、心の中で思う。

ご飯を食べてるけんくんたちはこちらの会話が気になるようで、

「今みんなでご飯食べてるのでスピーカーにしていいですか?」

『うん、大丈夫!ご飯中にごめん!』

許可をもらってスピーカーにする。

そうすると祐真さんがさっきまでの流れをもう一度話す。

けんくんは少し考える様子を見せて言う。

「俺も来年からは日本出るつもり。」

え?
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