君を輝かせるのは私だけ。

電話が終わった渉が、

「健さん受かった！勝負できそう！」

「お互いレギュラー取れたらな？」

「取るに決まってるじゃないですか！」

渉の勢いに少し驚きながらも、

吹っ切れたように笑う。

「そーだな、やるか！」

渉は太陽だなぁ。

ニコニコとその様子を見ながら料理を進めてると、

リサが今度は帰ってくる。

「ただいま戻りました〜」

「おかえり！」

リサが買い物してきたものを片付けていく。

基本的にリサは密着と全日本の宣伝用のSNSとかで使う写真や動画を手伝ってて、

密着できないときとか空いた時間で

家の掃除なんかをしてくれる。

から、みんなでお給料の少しずつをリサにお給料として渡してる。

リサは全日本の方の仕事でお金はもらえてるからいらないって聞かなかったけど、

でも、家事の負担は明らかにリサが多いから他の4人で無理やり押し付けた。

こんな感じで穏やかに毎日を過ごせてるわけだけど…

「あお！お風呂出た。健さん次どーぞ！先に入ってすみません！」