双子の貞子ちゃん 2
やばい…。
意識が飛びそう。
フラッシュバックに気持ち悪い感触にこの状況からの打破に、色んなことを考えすぎて頭が痛くなってきた。
必死に手のひらに爪を立てて、正気を保つ。
その間にも、男の指先は体をなぞっていく。
その時グッと無意識に足を振り上げていた。
右足は男の背中に入ったが、寝ている体勢からの蹴りはそれほど威力はなかった。
「調子乗んなよ。…まさか自分は殺されねーとでも思ってんのか?あ?」
「っ"……。」
グググと首を掴まれ、力が込められていく。
っ!
パンッ!!
「この女っ!ガハッ!!」
はぁっ…!
パアァン!!
「っ……!」