双子の貞子ちゃん 2
「ってめ!誰だ ドスッ!!!
鈍い音が響いて、男たちは地面に倒れていった。
はぁはぁ、と肩で息をする後ろ姿
ふっと全身の力が抜ける。
ドサッと座り込んだ私をちらりと見て、再び男たちに詰め寄る。
「湊くんっ!!」
ドタバタと2人男の人が入ってきた。
「すみません。こいつらと、別のとこにもいるんで、…お願いしていいですか?」
「もちろんだよ。え!!君、大丈夫かい!」
「すみません、こいつは俺が。先にこっちお願いします。」
座り込んでいる私を気にしながら、気絶している男たちに手錠をかけている。
警察か…。
終わった…。
そう思って、ホッとしていると、頭にバサッと何かをかけられた。