双子の貞子ちゃん 2
「お前らみてーなくそガキ相手じゃ、死なねーよ。」
その言葉に2つの族は火がついた。
次々にバイクから離れ、1対50ほどの構図になる。
私は急いで木陰から離れ、
「シノ、謙吾さんの加勢します!」
ワッと謙吾さん目掛けて動き出した50人ほどの端にいた人に体当たりしてみる。
急な場所からの衝撃に10人ほどが雪崩で倒れていった。
「あ"ぁ"!?誰だ!」
「って"ー!」
すぐに立ち上がった1人が殴りかかってくる。
「僕ちゃんもサツかー??」
荒っぽい攻撃を避けていく。
倒れた残りが立ち上がり、私を取り囲む。