双子の貞子ちゃん 2




ドキドキドキドキと止まらない鼓動を無視しながら、話題を戻す。



「どうしますか?警察行きですか?」

「おー、そうだなー。……面倒だからとりあえず全員まとめて警察行きだな。そのあとは一課に投げればいいだろ。」





おし、決まったと言い、携帯で仲間に連絡を取る謙吾さん




「お前たちは帰っていいぞー。何しに来たか知らねーけど。」


それは未だにバイク周辺に固まっている紅蓮とさっきの場所で立っている湊に向けられていた。



「あー……っと…、Aliceを見たくて来たんすよ。」


櫂がチラリと湊を見て話す。

「やっぱり、ガセっすかね?」

「ガセだなぁ。」


バサッと櫂に言い放ち、優雅にタバコを吸っている。



< 146 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop