双子の貞子ちゃん 2
数日後
放課後、初めてしーと並んで帰った。
今日はシノから全員集合と言われていたため、しーがわざわざ1人の教室に迎えに来てくれたのだ。
登下校の送り迎えに関しては、華織が転校した今、断っている。
車に乗って登校するのは目立つから、あまり好んではいなかった。
横山さんとお父様は心配だと言っていたけど、なんとか納得してもらえた。
しーとの帰り道は新鮮だった。
お互い制服で、こんな表を並んで歩くなんて。
途中でコンビニに寄り道しながら、集合場所であるAliceの溜まり場へ向かう。
「遅くない?」
溜まり場に着き、最初にかけられた言葉がこれ
その後、私としーの手に握られたお菓子やジュースを見て、若干呆れていた。