双子の貞子ちゃん 2






数日後


放課後、初めてしーと並んで帰った。

今日はシノから全員集合と言われていたため、しーがわざわざ1人の教室に迎えに来てくれたのだ。




登下校の送り迎えに関しては、華織が転校した今、断っている。

車に乗って登校するのは目立つから、あまり好んではいなかった。



横山さんとお父様は心配だと言っていたけど、なんとか納得してもらえた。





しーとの帰り道は新鮮だった。

お互い制服で、こんな表を並んで歩くなんて。




途中でコンビニに寄り道しながら、集合場所であるAliceの溜まり場へ向かう。









「遅くない?」


溜まり場に着き、最初にかけられた言葉がこれ


その後、私としーの手に握られたお菓子やジュースを見て、若干呆れていた。




< 172 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop