双子の貞子ちゃん 2





「ふふん、きぃさんと制服デートして来た!!」






「はあ!?ふざけんな!!」



ニヤリと笑って言った しーに一瞬の静寂の後、怒号が飛び交う。


怒号が飛び交う中、満面の笑みを壊さないしーに今にも殴りかかりそうな凄みを出しながら取り囲むみんな





……これは、どうしようか。


慌ててしーの隣から避難し、輪の外でどうするべきか眺める。






「…俺ともデートしてくれよ。もちろん、ガキのデートごっこじゃなくて、大人のやつな。」


「っうわ!びっくりした…。」



「うわってお前…、俺、星の数ほどの女を泣かせてきた爆モテイケメンだぞ?もっと黄色い声出せよ。」



「それ自慢じゃないです。最低です。女の敵です。」



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