双子の貞子ちゃん 2





「大事な娘を守ってくれた親友に大きな感謝をしてるんだ。」



「お父様…。」



"愛されてる"
この時間だけで、何回そう感じただろう。


それに、菫さんたちと過ごした時間も思い出し、とても幸せな気持ちになった。












夜7時前

私はシンプルな白い長めのワンピースに身を包んでいる。



久しぶりにこういう格好をすると、自然と気持ちが引き締まる。

今は地毛のミルクティーヘアでいる。


菫さんたちは知っているから隠す理由がない。









一流ホテルのロビーでお父様と菫さんたちを待っている間、久しぶりだからか、少し落ち着かなくて、変なところがないかチェックしたりと、そわそわしてしまう。





「成くん!」




< 179 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop