双子の貞子ちゃん 2



ん?と思って、振り返れば手を振る律と「おい!」と律に言ってるしーがいた。



「食べる!おいでおいで!」



嬉しくて、わー!と2人に走って近寄れば、しーが律を押しのけて前に出てきた。




「違います!きぃさん!なんか、紅蓮のとこで食べようとしてますよ!こいつ!」


「えっ?」


「いや、騙そうとはしてないです!!…でも、連れて来いって総長が……。」



しゅん…と分かりやすく項垂れる律
湊に言われたんだ。



「…良いよ。ついて行く。」


教室に戻り、お弁当を抱えて2人のもとに戻ると、しーがじっと見てきた。



「しー、どうかした?」


「いえ、…別に従わなくていいんすよ?」


「行くよ。私が行かないと律が怒られるでしょ?」



「はい!!!」




嬉しそうに私たちの1歩前をるんるんで歩く律


「…何、企んでんだか…。」



ぼそっと呟くしー

私は、心当たりがないことはなかった。





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