双子の貞子ちゃん 2
ん……。
眩しい陽の光を遮るように寝返りをうつ。
「……伊織、そろそろ準備しないと遅刻する。」
耳元にダイレクトに伝わる優しい声
自然と重い瞼がゆっくりと上がっていき、ぱちっと目が合う。
「おはよう。」
「湊……、おはよう。」
また閉じていきそうな瞼に湊は軽くキスをした。
「今日、成道さん帰ってくるんだろ?」
その一言で頭が完全に覚めた。
「ご飯できてるから、ゆっくり準備してこい。」
ちゅっ、と軽くキスされ、ベッドから出る湊をシーツに包まったまま眺める。
何も身につけてない私は急いで服を着て、準備をする。
昔は自分でほとんどやらなかったメイクとヘアセットも最近は楽しいと思えるくらい慣れてきた。