双子の貞子ちゃん 2



「皆さん、華織さんが…。」


静かにノックをし、やって来たのは下にいる奴らの中のリーダー的存在の奴

「華織ちゃん?何、何かあったの?」


「いえ、…お怪我とかではないんですが……、あの、ドレスのような格好でいらっしゃったので。」


ドレス?

「制服じゃねーのか?今日、学校行ってただろ。」


「はい。どこかに行く途中だったのではと、聞いたのですが、ここに来るために着てきたと言っていました。」



「ここに来るためにドレ「皆〜、来たよー!」



大きめの声で入って来た華織に俺らは言葉を失う。


「えっ、と……似合わない?」

その場に立ちつくしたのは数秒、カツカツとこの倉庫に似合わない音を立てながら、近づいてくる。




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