双子の貞子ちゃん 2




まあ、監禁するような奴らだったら、私有地なんて気にしないのかもしれないが。




「俺ら全員で見張るか。」


俺の言葉に全員が無言で同意する。

「下の奴らの中にも、何か吹き込まれた奴がいるかもしれない。何か引っかかることがあれば、俺らで共有する。それでいいか。」



「おう。」













「伊織様、お送り致します。」


「横山さん…、ありがとうございます。急いで準備してきます。」




裏門から家に戻った私の前に現れたのは横山さん
きっと、シノから連絡が入ったのだろう。



昨日、シノたちから現状を聞いて、今は早朝5時



私のせいで紅蓮、そして華織が傷つけられるのは嫌だ。

そう思うと、いてもたってもいられなかった。




< 85 / 249 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop