俺様社長⁇溺愛パパ⁇二重人格な御曹司に愛されています
「姫華のママは⁇」

「兄貴騙されたんだ
金目当てで近づいてきて…でもそれは
後からわかったんだけど、
そんな事知らずに結婚して姫華が産まれた
そしたらそいつ男作って出て行ったんだ
親父が調べたら、何人も男がいたんだ
もしかして姫華は違う男の子どもかも
しれないからと親父は兄貴にDNA検査を
受けさせた
結果兄貴の子どもだった
兄貴はもし違っていても育てるつもりだった
だからそんな兄貴の気持ちを受け継ぐ為に
引き取った」

そんな話を聞いて私はある決意をした

「颯大さん…やっぱり私…貴方と姫華を
幸せにしたいです」

「すず…ありがとう」

「ちなみに颯大さんはいつ不妊症って
知ったの⁇」

「それはまだ姫華を引き取る前
結婚したいと思った女性がいたんだ
その人が結婚前に検査をしてほしいって
言い出して検査したんだ
その時にわかった
だから別れを切り出された
その人は一人娘で跡取りが欲しかったから
確実に子どもが出来る人じゃないと
いけなかったんだ
今は男の不妊症も少なくないけど…
仕方ないよな…跡取り作れないんだから」

「酷い!子どもが出来ないからって
愛してたら…方法はあったはず…」

「それもあるかな…自分の子どもが
持てないなら姫華が子どもだったらって
一生独身でもよかったんだ
姫華に"パパ"って呼ばれる事が幸せだったから
でも…すずが俺の前に現れた
隠すつもりはなかった
でも…君となら人生歩んでいけるんじゃ
ないかって一目惚れした時
直感で思った
すずが俺達を命がけで守ってくれた時
絶対失いたくないって
どんな事があっても守りたいって思った
ごめんな…すず」

もう本当にこの人は…

「貴方は本当にすごい人です
私は貴方を愛せてよかった
愛されて幸せです
お兄さんの分まで幸せになりましょう」

「あ〜」

自然に唇を合わせた





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