カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「いいなー、センスのいい旦那さん、本当うらやましい。うちときたらさー――」
仲根の夫はあまりファッションに興味がないらしく、お小遣いの範囲内で好きにしなさいと言われているそうだ。正論だが、あまり高級なものは買うなという牽制である。
仲根の夫に賛同していた清良だが、最近はもはや金銭感覚が麻痺してきた。
何十万のアクセサリーと聞いても、そこまで驚かなくなった。
だが、いざ自分が買い物をするときは百円均一で済ませたりするものだから、どこかおかしい。
とにかく、総司のセンスが褒められるのは気分がいい。
誇らしいながらも、自分に見合わない贅沢品をたくさん贈られ、複雑な気持ちになった。
その日の夕方、会社を出ると、建物の陰にこそこそと隠れながらこちらを見ている人影があった。
関係を嗅ぎつけて追いかけてくる輩がいるかもしれない、事前にそんなことを聞かされていた清良は、まさかと思いつつも警戒を強める。
早足で駅に向かおうとすると、途中の信号で背後から腕を掴まれた。実力行使されるとは思わなくて、さすがに驚いた清良は「きゃっ」と悲鳴を上げる。
仲根の夫はあまりファッションに興味がないらしく、お小遣いの範囲内で好きにしなさいと言われているそうだ。正論だが、あまり高級なものは買うなという牽制である。
仲根の夫に賛同していた清良だが、最近はもはや金銭感覚が麻痺してきた。
何十万のアクセサリーと聞いても、そこまで驚かなくなった。
だが、いざ自分が買い物をするときは百円均一で済ませたりするものだから、どこかおかしい。
とにかく、総司のセンスが褒められるのは気分がいい。
誇らしいながらも、自分に見合わない贅沢品をたくさん贈られ、複雑な気持ちになった。
その日の夕方、会社を出ると、建物の陰にこそこそと隠れながらこちらを見ている人影があった。
関係を嗅ぎつけて追いかけてくる輩がいるかもしれない、事前にそんなことを聞かされていた清良は、まさかと思いつつも警戒を強める。
早足で駅に向かおうとすると、途中の信号で背後から腕を掴まれた。実力行使されるとは思わなくて、さすがに驚いた清良は「きゃっ」と悲鳴を上げる。