カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
総司の名前にピクリと反応する。仕方なく、北村の後についてカフェに向かった。
主要な駅には必ずあるような有名コーヒーチェーンにふたりは入る。一杯三百円程度。
清良はホットのモカを頼み、北村はとりあえずといった感じなのだろう、一番安いドリップコーヒーをオーダーする。
若い客たちで賑わう店内。夕食時であることが逆によかったのか、ポツポツと席が空いていた。
少し奥まったところにある二人がけのテーブルを選び、向かい合って座る。
「さっそくだけど」
そう前置きした北村がビジネスバッグの中から取り出したのは、二枚の紙切れだった。
新聞でも印刷したのだろうか。視認性の悪い黒い文字がびっしりと並んでいる。
しかし、ひと際大きな文字で、清良が息を呑むような内容が書かれていた。
『城ケ崎財閥の御曹司、カジノで浪費! 五十億超え』
『美女をはべらせ夜な夜なパーティー! 若き経営者の派手過ぎる私生活』
新聞ではなく週刊誌だと気づき、清良はげんなりとした。ゴシップってやつだ。
どうやら総司は、週刊誌に話題を提供するほどの有名人だったらしい。それもそうか、とすぐ腑に落ちたけれど。
主要な駅には必ずあるような有名コーヒーチェーンにふたりは入る。一杯三百円程度。
清良はホットのモカを頼み、北村はとりあえずといった感じなのだろう、一番安いドリップコーヒーをオーダーする。
若い客たちで賑わう店内。夕食時であることが逆によかったのか、ポツポツと席が空いていた。
少し奥まったところにある二人がけのテーブルを選び、向かい合って座る。
「さっそくだけど」
そう前置きした北村がビジネスバッグの中から取り出したのは、二枚の紙切れだった。
新聞でも印刷したのだろうか。視認性の悪い黒い文字がびっしりと並んでいる。
しかし、ひと際大きな文字で、清良が息を呑むような内容が書かれていた。
『城ケ崎財閥の御曹司、カジノで浪費! 五十億超え』
『美女をはべらせ夜な夜なパーティー! 若き経営者の派手過ぎる私生活』
新聞ではなく週刊誌だと気づき、清良はげんなりとした。ゴシップってやつだ。
どうやら総司は、週刊誌に話題を提供するほどの有名人だったらしい。それもそうか、とすぐ腑に落ちたけれど。