カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
たとえこの先、総司が本気になってしまうような女性と出会ったとしても、筋道の通った解決策を提示してくれるんじゃないかと思う。
それが離婚なのか慰謝料なのか形はわからないけれど、突然清良や両親を切り捨てるような真似はしないだろう。まぁそもそも、そのために婚前契約書を交わしたわけだし。
彼には彼なりの流儀がある。それは信頼に足るものだ。
なんとなく、見ていてそう思うのだ。
「顔の見えない記者と、自分の夫、どちらを信じるかなんて聞くまでもないでしょう?」
言い切ってモカを呷る。すぐに帰るつもりで飲み干したあと「他にご用件は?」と尋ねた。
「……これはたぶん真実。三年前の記事だ」
そう言って差し出したもう一枚の切り抜きには、今度こそ総司の姿だとはっきりわかる写真が添えてあった。
腰を抱いて歩いているのは、清良でも知っている有名な女優。見出しには『熱愛スクープ!』の文字が躍っている。
どうやらスキャンダルのようだ。
カジノで浪費とか、美女をはべらせるとか、そんな記事と比べれば何の倫理的問題もない。恋愛なんて自由なのだから。
だがこちらのほうが、よっぽど清良の胸は痛んだ。理由はよくわからないけれど。
それが離婚なのか慰謝料なのか形はわからないけれど、突然清良や両親を切り捨てるような真似はしないだろう。まぁそもそも、そのために婚前契約書を交わしたわけだし。
彼には彼なりの流儀がある。それは信頼に足るものだ。
なんとなく、見ていてそう思うのだ。
「顔の見えない記者と、自分の夫、どちらを信じるかなんて聞くまでもないでしょう?」
言い切ってモカを呷る。すぐに帰るつもりで飲み干したあと「他にご用件は?」と尋ねた。
「……これはたぶん真実。三年前の記事だ」
そう言って差し出したもう一枚の切り抜きには、今度こそ総司の姿だとはっきりわかる写真が添えてあった。
腰を抱いて歩いているのは、清良でも知っている有名な女優。見出しには『熱愛スクープ!』の文字が躍っている。
どうやらスキャンダルのようだ。
カジノで浪費とか、美女をはべらせるとか、そんな記事と比べれば何の倫理的問題もない。恋愛なんて自由なのだから。
だがこちらのほうが、よっぽど清良の胸は痛んだ。理由はよくわからないけれど。