カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「すべてを知っていながら、どうして私へ理由を尋ねたのですか?」
替え玉だと気づいているなら、最初からそう指摘すればいい。だが彼はあえて清良を追い込み、窮地に立たせた。
男性は値踏みでもするように清良をじっと眺めている。
「君がどんな言い訳をするのか聞いてみたかった。『命令されたからやりました。自分は何も悪くありません』そんな浅はかな言い訳をするような人間なら、さっさと叩き出していた。引き受けたことを最後までやり通そうという責任感は嫌いじゃない」
その言葉を聞いて清良はぞっと肌を粟立たせる。
言い訳の仕方をひとつ間違えていたなら、この人の逆鱗に触れていたかもしれない。
「あらためて問おう。君の名前は? 納得できる回答が得られないのなら、今度こそ身元を調べることになる」
清良から真実を引き出すためか、男性の態度が威圧的になる。
だが、怒っているというよりは、現状を楽しんでいるようにも見える。
こうやってじわじわ相手を追い詰めていくのが趣味なのだろうか。なんて質が悪いのだろう。
今度こそ逃げ道を塞がれた清良は、観念して正直に白状することにした。これ以上つけるような嘘もない。
替え玉だと気づいているなら、最初からそう指摘すればいい。だが彼はあえて清良を追い込み、窮地に立たせた。
男性は値踏みでもするように清良をじっと眺めている。
「君がどんな言い訳をするのか聞いてみたかった。『命令されたからやりました。自分は何も悪くありません』そんな浅はかな言い訳をするような人間なら、さっさと叩き出していた。引き受けたことを最後までやり通そうという責任感は嫌いじゃない」
その言葉を聞いて清良はぞっと肌を粟立たせる。
言い訳の仕方をひとつ間違えていたなら、この人の逆鱗に触れていたかもしれない。
「あらためて問おう。君の名前は? 納得できる回答が得られないのなら、今度こそ身元を調べることになる」
清良から真実を引き出すためか、男性の態度が威圧的になる。
だが、怒っているというよりは、現状を楽しんでいるようにも見える。
こうやってじわじわ相手を追い詰めていくのが趣味なのだろうか。なんて質が悪いのだろう。
今度こそ逃げ道を塞がれた清良は、観念して正直に白状することにした。これ以上つけるような嘘もない。