カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「いくら何でもこんなの……あいつ……本当にここに住んでいるのか?」

北村の疑問はもっともで、反論のしようがない。さっと目を逸らした清良に、北村は詰め寄ってくる。

「なぁ、本当はどこか別の場所で、別の女と一緒に暮らしているんじゃないのか?」

北村が行き着いたとんでもない結論に、清良は目を丸くする。

「ち、違っ――」

「怪しいと思ってたんだ。本当は結婚なんて偽装なんじゃないかって」

肩を強く掴まれ、びくりと身体が縮こまる。勢いよく揺さぶられ、足元がふらついた。

「お前、愛されてないんだろ」

北村の言葉に、ズキンと胸が深く痛んだ。足を踏ん張れなくなって、押されるがままよろよろとバランスを崩す。

倒れ込んだ先は、まだ一度も使われていない総司のベッド。

「お前ってもしかして、俺以上にかわいそうなヤツなんじゃないの?」

清良の上に覆いかぶさった北村が、ニヤリと薄気味悪い笑みを浮かべる。

身の危険以上に『かわいそうなヤツ』と称されたことがショックで声が出ない。

「私は……」

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