カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~

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ふたりの新居に荷物を運び終えた真鍋は、若奥様へのご挨拶も済ませ車に乗り込んだ。

(初々しいふたりだな)

総司に対し気を回し過ぎて必死になっている清良と、まるで壊れものでも扱うかのごとく慎重に距離をとる総司。

特定の相手を作らず遊び歩いてきた真鍋にとって、ふたりの微笑ましい様子は眩しいとすら感じた。

(だが、どこか歪だ)

同時に、違和感も覚えていた。ふたりは新婚夫婦だというのに、その間には分厚い壁があるように思える。

それは、総司の女性に対する不信感のせいかもしれない。過去にあんなことがあったのだから、当然といえば当然なのだが――。

(だから、彼は結婚などしないと思っていた)

それでも籍を入れるに踏み切ったのは、他でもない清良という人間を信頼できたからだろう。

傍から見ても、清良の心は素直で穢れなく、清純そのものであるとよくわかる。

同時にとても儚いようにも見える。彼女の純白は、誰かのちょっとした悪戯で薄汚れた黒に染まってしまいそうだ。

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