カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
おそらく鞠花が写真を見せにきたときのリアクションのことを言っているのだろう、もちろん清良は知るよしもなく、キョトンとしている。
どうやら男は鞠花から、「浮気の現場を突きつけられても平然としていた」と伝え聞いたようだが……それは激しい誤解である。
「平然としているように見えたのなら、鞠花さんに伝えておいてくれ。俺は自分の妻が襲われている写真を見せられ、はらわたが煮えくり返りそうだったと」
冷ややかな目で睨んでやると、男はいっそう身を縮こませ後ずさった。
だが、吠える気力は残っていたようで、よろよろと立ち上がり噛みついてくる。
「じゃあこの何もない部屋は何なんだ! あんたが普段この家に帰ってきていないことの証明じゃないか! 妻を放って、愛人の家に寝泊まりしているんじゃないのか!」
「生憎だが、日中は仕事、夜は妻とのお遊びに夢中で、本の一冊も読む時間がないほど充実しているんだ」
男はぐっと喉を鳴らす。これ以上の文句もないようで、悔しげに目を伏せた。
「納得したなら、さっさと出ていってくれ。俺はこのあとも、仕事と妻への奉仕に忙しい。それとも、警察の世話になりたいか?」
警察と聞いて男はそそくさと部屋から出ていく。
どうやら男は鞠花から、「浮気の現場を突きつけられても平然としていた」と伝え聞いたようだが……それは激しい誤解である。
「平然としているように見えたのなら、鞠花さんに伝えておいてくれ。俺は自分の妻が襲われている写真を見せられ、はらわたが煮えくり返りそうだったと」
冷ややかな目で睨んでやると、男はいっそう身を縮こませ後ずさった。
だが、吠える気力は残っていたようで、よろよろと立ち上がり噛みついてくる。
「じゃあこの何もない部屋は何なんだ! あんたが普段この家に帰ってきていないことの証明じゃないか! 妻を放って、愛人の家に寝泊まりしているんじゃないのか!」
「生憎だが、日中は仕事、夜は妻とのお遊びに夢中で、本の一冊も読む時間がないほど充実しているんだ」
男はぐっと喉を鳴らす。これ以上の文句もないようで、悔しげに目を伏せた。
「納得したなら、さっさと出ていってくれ。俺はこのあとも、仕事と妻への奉仕に忙しい。それとも、警察の世話になりたいか?」
警察と聞いて男はそそくさと部屋から出ていく。