カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
とっくに恋に落ちていたのかもしれない。自身が認めたくなかっただけで。

彼女の稀有な純真にいつの間にか魅入られてしまっていたのだろう。

それならば納得がいく。契約結婚などと言いながら、なぜ彼女の身体を欲したのか。わざわざ時間を割いてまで、彼女の待つ家に戻ろうとしたのか。

彼女とともに眠ることが、どうしてあんなにも心地よいと感じたのか。らしからぬ寝坊までして。

毎日毎日彼女へ送る土産をあーでもないこーでもないと選んでいたのは、彼女のことを考えること自体が幸せだったからだろう。

「どうやら俺は、無意識のうちに君を自分のものにしようと必死になっていたらしい」

総司の脈絡のないラブコールに、清良はパチパチと瞬きを繰り返した。

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