カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「何年か前の記事らしいですよ。忘れてしまった……とか?」

「さすがに『カジノで浪費』『美女と豪遊』なんて書かれれば忘れないさ。だいたい、そんな記事が出回れば株主にも不信感を与えるし、何かしらの対応が必要になるはずだ」

俺なら訴訟を起こす、と総司は言い切る。確かにそんな不名誉な記事を書かれて、それが偽りであるならば、出版社を訴えるだろう。

「一応、真鍋には調べさせてみる。これはあくまで予想だが、例のお嬢様が記事を捏造したんじゃないか? さっきだって、あの男が来たのは彼女の命令だったんだろう」

「あ……なるほど……」

捏造は考えてもみなかった。確かに、見せられた記事は週刊誌そのものではなくコピーで、捏造くらい容易くできそうだ。

「安心しろ。それは真実ではない。カジノで負けたこともないし、女性と遊ぶならマンツーマンだ」

……つまり、カジノで勝ったことならあるのだろうか。気にはなったが深く問い詰めるのはやめておく。

「それから、もうひとつ記事を見せてもらったんですが……」

有名女優との熱愛スキャンダル。総司の写真付き。

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