カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「加えてまずいことに、この写真の送り主が取引先の重役のご友人――つまり、我が社において重要な人物なんだ。君と一緒に写っている男性と接点があるらしくてね。天羽くんが既婚者だと聞いて憤慨し、社会的責任を取らせるよう、圧力をかけられている」
『社会的責任』というものものしい言葉に驚いて顔を上げる。
この写真を撮った人物は、北村の知り合いなのだろうか。清良側に制裁を求めているということは、北村をたぶらかしたと思われている?
「いずれにせよ、不倫は社会的に許されることではない。どんな事情があるにせよ、証拠が挙がってしまったからには、言い訳も難しいだろう。専務としても、取引先との関係を大事にしたいはずだ」
返事をすることもできず、黙ってうつむく。部長もこんなことを言いたくはないのだろう、つらそうな表情で言葉を選んでいる。
「近日中に、天羽くんは懲戒解雇となるだろう」
「……っ」
懲戒解雇。つまりクビだ。不倫の責任とすれば仕方のないことだろうけれど、潔白な清良にとっては、ひどく重い罰に思えた。
「……とはいえ、君は真面目によく働いてくれている。仲根くんも、君に常々感謝していると言っていた。私としてはこんな形で解雇するのは、正直心苦しい」
「……はい」
『社会的責任』というものものしい言葉に驚いて顔を上げる。
この写真を撮った人物は、北村の知り合いなのだろうか。清良側に制裁を求めているということは、北村をたぶらかしたと思われている?
「いずれにせよ、不倫は社会的に許されることではない。どんな事情があるにせよ、証拠が挙がってしまったからには、言い訳も難しいだろう。専務としても、取引先との関係を大事にしたいはずだ」
返事をすることもできず、黙ってうつむく。部長もこんなことを言いたくはないのだろう、つらそうな表情で言葉を選んでいる。
「近日中に、天羽くんは懲戒解雇となるだろう」
「……っ」
懲戒解雇。つまりクビだ。不倫の責任とすれば仕方のないことだろうけれど、潔白な清良にとっては、ひどく重い罰に思えた。
「……とはいえ、君は真面目によく働いてくれている。仲根くんも、君に常々感謝していると言っていた。私としてはこんな形で解雇するのは、正直心苦しい」
「……はい」