カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
総司には何と報告する? 無職になってしまったなんて言ったら、驚かれるだろうか。呆れられなければいいのだけれど……。
悩みや不安が渦巻いて、暗い沼に足を取られてずぶずぶと沈んでいくようだ。
(それに……あの写真は一体誰が……)
北村の知り合いで、会社の重役。あるいは、そういった人物にコネクションのある、社会的影響力の強い人物。
思い当たる人物はひとりしかいないけれど、確証もないのに疑うことなどできない。
だいたい、犯人探しをしたところで、この状況がどうにかなるとも思えない。
(諦めて会社を辞めるしかないの……?)
総司に相談する、そんな選択肢も脳裏をちらつきはしたが、自分の浅はかな失態で彼に迷惑をかけたくはない。
燻ぶった思いを抱えたまま、清良は自分のデスクに戻った。
翌日。結局何の解決策も思いつかぬまま、前日の日付で記した退職届を部長に提出した。
退職の連絡はすぐさま周知された。会社を去るまで残り二週間。速やかに業務の引き継ぎをしなければならない。
一番驚いていたのはやはり仲根だ。いや、驚いたというより、ショックを受けているようだった。
「ね。もしかして、会社を辞めるのって私のせい?」
悩みや不安が渦巻いて、暗い沼に足を取られてずぶずぶと沈んでいくようだ。
(それに……あの写真は一体誰が……)
北村の知り合いで、会社の重役。あるいは、そういった人物にコネクションのある、社会的影響力の強い人物。
思い当たる人物はひとりしかいないけれど、確証もないのに疑うことなどできない。
だいたい、犯人探しをしたところで、この状況がどうにかなるとも思えない。
(諦めて会社を辞めるしかないの……?)
総司に相談する、そんな選択肢も脳裏をちらつきはしたが、自分の浅はかな失態で彼に迷惑をかけたくはない。
燻ぶった思いを抱えたまま、清良は自分のデスクに戻った。
翌日。結局何の解決策も思いつかぬまま、前日の日付で記した退職届を部長に提出した。
退職の連絡はすぐさま周知された。会社を去るまで残り二週間。速やかに業務の引き継ぎをしなければならない。
一番驚いていたのはやはり仲根だ。いや、驚いたというより、ショックを受けているようだった。
「ね。もしかして、会社を辞めるのって私のせい?」