カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
昼休み、一緒にお弁当を食べていた仲根がおずおずと切り出してきたのを聞いて、清良は目を丸くした。
「どうしてです?」
「だって、直前まで辞めるなんて全然教えてくれなかったし……不満があるとしたら、いつも一緒に仕事をしていた私に対してでしょ? もしかして、仕事を丸投げされるのが嫌だった、とか?」
清良を退職に追い込んだのは自分ではないかと、勘ぐってしまったようだ。
驚いた清良は、大きく首を横に振って否定する。
「そんなんじゃありません。……『家庭の事情』です」
引け目を感じながらもごもごと言い訳する。
清良は考えた末、退職の理由を『家庭の事情』でごまかすことに決めた。あの写真の存在は、部長や専務など上層部にしか伝わっていない。
「ギリギリまでお伝えできなくてごめんなさい……」
清良自身、まだ気持ちを整理できていない。突然の退職で迷惑をかける人々に、ひたすら謝ることしかできない。
それに、あの写真を専務に送りつけたという人物もわからないままだ。
(転職先でもあの写真を送りつけられたりしたら……)
清良に対する嫌がらせであれば、延々と続く可能性がある。
とても食欲が湧かなくて、この日はお弁当を半分残してしまった。
「どうしてです?」
「だって、直前まで辞めるなんて全然教えてくれなかったし……不満があるとしたら、いつも一緒に仕事をしていた私に対してでしょ? もしかして、仕事を丸投げされるのが嫌だった、とか?」
清良を退職に追い込んだのは自分ではないかと、勘ぐってしまったようだ。
驚いた清良は、大きく首を横に振って否定する。
「そんなんじゃありません。……『家庭の事情』です」
引け目を感じながらもごもごと言い訳する。
清良は考えた末、退職の理由を『家庭の事情』でごまかすことに決めた。あの写真の存在は、部長や専務など上層部にしか伝わっていない。
「ギリギリまでお伝えできなくてごめんなさい……」
清良自身、まだ気持ちを整理できていない。突然の退職で迷惑をかける人々に、ひたすら謝ることしかできない。
それに、あの写真を専務に送りつけたという人物もわからないままだ。
(転職先でもあの写真を送りつけられたりしたら……)
清良に対する嫌がらせであれば、延々と続く可能性がある。
とても食欲が湧かなくて、この日はお弁当を半分残してしまった。