カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
気鬱な平日が終わり、日曜日がやってきた。今日の夕方、一週間ぶりに総司が帰ってくる。
(総司さんに会えて嬉しい……はずなんだけど……)
こんなにも気分が沈んだままなのは、言わずもがな。総司に退職することを伝えなければならないからだ。
今度は仲根に言い訳したときのように『家庭の事情』だなんて都合のいい口上は通用しない。
とはいえ、不倫疑惑が立ちましただなんてとても言えないし、心配をかけたくない。
(変に疑われないように、サラッと伝えられればいいんだけれど……)
ぐるぐる考えを巡らせながら、総司の帰りを待つ。
夕方、帰宅した総司が抱えていたのは大きな花束。色とりどりの花が咲き誇りすごく豪華だ。
「ただいま、清良」
「お帰りなさ――きゃあっ」
総司は花束を受け取った清良ごと抱き上げて、リビングのソファへと連れていく。
再会した早々艶やかな目をして、清良の身体をソファに転がしさっそく深い口づけをもたらした。
「総――待っ、……ぅんっ……」
「会いたかった。こんなにも長く感じられた一週間は初めてだ」
「っ、待って……お花、潰れちゃう……」