カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「これまで、恋人と過ごす時間は娯楽の一部だと捉えていた。いつか裏切るかもしれない他人に熱を上げるのは無駄なことだ。それならば仕事をこなしていたほうがまだマシだと」
彼の告白にじっと耳を傾ける。彼がそういう価値観を持っていることは、なんとなく理解していた。
「だが、今はそうは思っていない。仕事よりも君と一緒にいる時間のほうが有意義であるとすら思う」
「え?」と清良は振り向いて、総司の顔を覗き込む。
総司は困ったように自嘲して、清良の頬を撫でた。
「家族というものは不変なのだと気づかされた。君は、俺を決して裏切らない。君が待っていてくれるのだと考えるだけで、幸せに感じられる」
撫でた頬に優しく唇を添えて、ささやかなキスをする。
「もっとワガママを言ってくれてかまわない。君のワガママを聞くことは、俺の至福でもある」
総司はローテーブルに手を伸ばしチョコレートをひと粒つまむと、清良の口に押し込んだ。
どうやらチョコレートは、自分で食べるというよりも、清良に食べさせるために用意したものだったらしい。
「ほら。チョコがついた。取ってくれるか?」
彼の指先がチョコレートで濡れている――ティッシュを取ろうとしたら「そうじゃないだろ」と叱られた。
彼の告白にじっと耳を傾ける。彼がそういう価値観を持っていることは、なんとなく理解していた。
「だが、今はそうは思っていない。仕事よりも君と一緒にいる時間のほうが有意義であるとすら思う」
「え?」と清良は振り向いて、総司の顔を覗き込む。
総司は困ったように自嘲して、清良の頬を撫でた。
「家族というものは不変なのだと気づかされた。君は、俺を決して裏切らない。君が待っていてくれるのだと考えるだけで、幸せに感じられる」
撫でた頬に優しく唇を添えて、ささやかなキスをする。
「もっとワガママを言ってくれてかまわない。君のワガママを聞くことは、俺の至福でもある」
総司はローテーブルに手を伸ばしチョコレートをひと粒つまむと、清良の口に押し込んだ。
どうやらチョコレートは、自分で食べるというよりも、清良に食べさせるために用意したものだったらしい。
「ほら。チョコがついた。取ってくれるか?」
彼の指先がチョコレートで濡れている――ティッシュを取ろうとしたら「そうじゃないだろ」と叱られた。