カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「行こう、清良」
ゆったりと唇を離し囁いた総司は、清良の背中に手を回した。ふたり寄り添いながら、院瀬見家の玄関を出ていく。
出てすぐ脇にある駐車スペースには、総司の愛車が止まっていた。
車に疎い清良には車名など詳しいことはわからないが、それがとても高級であることは、なんとなく予想がついていた。日本では見たことのない凝ったフォルムをしていたから。
「さあ。足元に気をつけて」
総司は手慣れた様子で助手席へエスコートする。
少し離れたところでは、鞠花と北村がこっそりと様子をうかがうように立っていて、気が抜けない。
ふたり、車に腰を下ろし、ドアを閉めたところで。
「あいつら、まだこっちを見ているな。ダメ押しでもう一度くらいキスしておくか」
素に戻った総司が、清良の頬に手をかける。
「あの、もう、充分だと思いますけどっ……」
車の中に入った途端に緊張の解けた清良が、バタバタと手を横に振って拒むけれど。
「幸せな結婚を見せつけて、生意気なお嬢様をぎゃふんと言わせてやりたいだろう? ほら、こっちを向け」
耳の後ろに手を回され顔を引き寄せられる。彼の半開きの口から赤い舌が見えた。
ゆったりと唇を離し囁いた総司は、清良の背中に手を回した。ふたり寄り添いながら、院瀬見家の玄関を出ていく。
出てすぐ脇にある駐車スペースには、総司の愛車が止まっていた。
車に疎い清良には車名など詳しいことはわからないが、それがとても高級であることは、なんとなく予想がついていた。日本では見たことのない凝ったフォルムをしていたから。
「さあ。足元に気をつけて」
総司は手慣れた様子で助手席へエスコートする。
少し離れたところでは、鞠花と北村がこっそりと様子をうかがうように立っていて、気が抜けない。
ふたり、車に腰を下ろし、ドアを閉めたところで。
「あいつら、まだこっちを見ているな。ダメ押しでもう一度くらいキスしておくか」
素に戻った総司が、清良の頬に手をかける。
「あの、もう、充分だと思いますけどっ……」
車の中に入った途端に緊張の解けた清良が、バタバタと手を横に振って拒むけれど。
「幸せな結婚を見せつけて、生意気なお嬢様をぎゃふんと言わせてやりたいだろう? ほら、こっちを向け」
耳の後ろに手を回され顔を引き寄せられる。彼の半開きの口から赤い舌が見えた。