カラダで結ばれた契約夫婦~敏腕社長の新妻は今夜も愛に溺れる~
「あの、総司さん。いつか私もご一緒に海外へ行くことがあるでしょうか? 夫婦同伴の会合とか……」
「基本、同伴は秘書に頼んでいるよ。君にも仕事があるわけだし。行くとすれば……新婚旅行くらいだろうか」
運転席でエンジンをかけながら、総司はニッと笑みを浮かべる。
新婚旅行なんて行くつもりがあったのだろうか、清良は目を丸くした。
「清良、英語は?」
「日常会話程度でしたら……」
「頼もしいな」
「鞠花に付き合って、たくさん勉強させられたので」
〝お嬢様〟といえば英語は必須。英語が大の苦手で逃げ回っていた鞠花に付き合うかたちでよく勉強させられたものだ。
鞠花の父が雇ってくれた外国人講師のもと、なぜか清良を巻き込んでのプライベートレッスン。
おかげである程度ヒアリングはできるようになったし、最低限の会話が成り立つ程度には喋ることもできるようになった。
どうして自分まで……と思ったこともあったが、将来役に立ちそうでよかった。努力はしておくに限る。
「大丈夫、いざとなれば、通訳やボディガードを雇うから、心配しなくていい」
ボディガードという発想のなかった清良は、小声で「わぁ……」と驚きの呟きを漏らした。
大富豪の妻は身に危険が及ぶのか、と今さらながらに思い立ち、ぶるっと肩を震わせる。
「基本、同伴は秘書に頼んでいるよ。君にも仕事があるわけだし。行くとすれば……新婚旅行くらいだろうか」
運転席でエンジンをかけながら、総司はニッと笑みを浮かべる。
新婚旅行なんて行くつもりがあったのだろうか、清良は目を丸くした。
「清良、英語は?」
「日常会話程度でしたら……」
「頼もしいな」
「鞠花に付き合って、たくさん勉強させられたので」
〝お嬢様〟といえば英語は必須。英語が大の苦手で逃げ回っていた鞠花に付き合うかたちでよく勉強させられたものだ。
鞠花の父が雇ってくれた外国人講師のもと、なぜか清良を巻き込んでのプライベートレッスン。
おかげである程度ヒアリングはできるようになったし、最低限の会話が成り立つ程度には喋ることもできるようになった。
どうして自分まで……と思ったこともあったが、将来役に立ちそうでよかった。努力はしておくに限る。
「大丈夫、いざとなれば、通訳やボディガードを雇うから、心配しなくていい」
ボディガードという発想のなかった清良は、小声で「わぁ……」と驚きの呟きを漏らした。
大富豪の妻は身に危険が及ぶのか、と今さらながらに思い立ち、ぶるっと肩を震わせる。